オークのアンティークシェルフがサロンに届きました

今年に入ってすぐ出逢ったアンティークのブックシェルフが、日本の工房でのメンテナンスを終えて先日サロンに届きました。

大学生の頃からアンティークに惹かれていました。
特に木や陶器のものが好きで、自宅にもサロンにもいくつか棚や食器があります。

去年の9月に新しいサロンに移って以来、シンプルで、存在にあたたかみと奥行きのあるイギリスアンティークの棚を探していました。
今後も長く使っていけるように工房で最低限のメンテナンスが施されて、先日ついに届けて下さいました。

 

シンプルだけど美しいカーブの彫りが描かれた1880年代のシェルフ。

長い間、何か重量のあるもの、本などを抱いてきたのでしょうか、どの棚板も中央が少したわんでいます。
それもまた愛おしく、木が今も生きているようでとても安らぎをあたえてくれます。

とっておきの場所に置いた棚をみながらキッチンに立つと、部屋全体のエネルギーがとても変わったのを感じたのです。
それでふと、これまであまり気にしてこなかった木材の種類をチェックしてみました。

オーク(Oak)。

決して初めて聞いた名前ではないけれど、この時、この家具を前にして何か胸に風が吹き抜けるのを感じて不思議と神聖な感覚がやって来たのです。

風が吹いて、その風は私の中に神聖さを持ってきた。
それで調べてみると、こんなことが書かれていたのでした。

ケルトの人々にとってオークは最も神聖とされていた樹であること。
ゲール語で「Duir」と書いて、意味は「木そのもの」「誠実」などと言われること。
古代ギリシャでは世界で最初に生えたのはオークの樹で、人間はそこから生まれてきたと言われていること。
カリフォルニア一体のネイティブアメリカン達はオークの樹を「世界の木」として敬い、その実はあらゆる生命が生まれる「宇宙の卵」を象徴しているとみていたこと。

それからまた、オークに雷が落ちやすいことから神聖視されてきたこと。
雷や稲妻が「天からの火・宇宙からの火」としてみられていたこと。
ちょうど先日、キャサリンに雷について話して、その真意について2人で話していたところでした。

そしてさらに、ドルイド賢者の杖がオークの木であること。
この「ドルイド(druid)」という言葉さえもが、ケルト語の「dru(オーク)」と「wid(知る)」からなるものなのだそうです。
ドルイド賢者とは、「オークは知っている」または「オークを知っている」ということでしょうか。

胸に拡がる喜びと表現しようのない畏怖や感謝で目が眩みそうです。

140年の時間とイギリスからの空間を超えてここに来てくれたオークのシェルフ。
その時間と空間と、太古から幾世代となく続くオークの樹が綿々と受け継いでいるものを感じ受け取りながら、守られながらサロンで過ごしていきたいと思っています。

まるでオークの古い樹を囲むような気持ちで、サロンでみんなと集える日が楽しみです。
いらして下さいね。