新しいヴィジョンに向かって

誕生日を経て、今朝はゆっくり自分を感じて過ごしました。

思いもよらず、これから向かいたい方向に気づいてしまった。笑

 

以前、この映画を観てみて、と友人に言われたことがありました。主人公の女性が私に見えて仕方がない、と言うのです。

すぐにその映画を観てみました。
それは様々な感情を引き出す、情熱的で無防備な大きな映画だったけれど、その時はただその壮大でドラマティックな映画のストーリーに魅了されただけでした。
私が主人公に似て見えるなんて、偉大過ぎて、もう全然違う。僅かな共通点さえ見つからない気持ちでした。

ところが、月日が経って自分の中に小さな炎に気づくようになっていくのでした。

そしてその小さな炎は胸の中でひとりでに育って、「願い」と呼べるような光になりました。

これまでの12年間の沢山の学びをお浚(さら)いして統合するようなこの夏を経て、これからしばらくは、様々な知恵が出会って結び合う場所を生み出していきたいと思った朝でした。そしてそれらの知恵を夢見によって学び知っていく。頭と口で論ずるのではなくね。

そうだ私はいつも学んでいたいんだ

そして気づいて成長して、この世界はなんて神秘的で美しいのだろう、と森羅に畏敬をもって生きていきたかったんだ。

友人が見ることを薦めてくれたのは映画「アレクサンドリア」です。

主人公は紀元4世紀から5世紀に生きた女性、ヒュパティア。
このブログタイトルの古代ギリシャ語 Ὑπατία は英語表記では Hypatia 。彼女の名前です。

彼女の壮絶な最期にフォーカスが向けられがちですが、そうではなく彼女の中にあったであろう崇高な精神や情熱、公平さ、美や知性に繋がっていきたいと思います。
そして彼女はただ歴史の代表者であっただけで、もっとメタファーとして、私たちの中にある真理や真実、神秘を知りたい、私たちはもっと自由で謙虚であるという内なる求めにサレンダーしていきたいです。

征服したいために知りたいのではなく、ただエデンの園に還るために知性をもつ。

いつも私に深い気づきの鍵を与えてくれるかけがえのない友人に感謝をこめて。